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このお話をもちまして「Comedy」は終了となります。
明日のこの時間は「Battle」をお送りします。









●もしも司と結ばれたら…


「やっぱお前しかいねぇわ」
「は?」
「好きだって言ってんだよ」
「…」

言葉にはしないが牧野が俺の胸にもたれかかってるってことはそういうことだ。
フッ、悪いな類・総二郎・あきら。

そりゃアイス食ってる牧野の舌に興奮して鼻血出したときはさすがに焦った。
この俺が鼻栓するなんてあり得ないだろ?
まあ鼻栓してる俺も完璧だけどな。

ただお前を思っただけで、ムスコが元気になりすぎて言うこときかなくなるのは困った。
ガッコのトイレで処理したのがバレそうになった時はヒヤヒヤした。
植木に栄養を与えてばかりでも仕方ない。出すものはトイレ、そう考えた俺が間違いだった。

そしてついに牧野と二人きりで俺の部屋で過ごす時がきた!

ところがだ。

キスをしていい雰囲気になっても俺のムスコが一向に元気にならない。
なぜなら、催眠術をかけられた状態だから。

まあキスくらいでいちいち元気になってるとか、どんだけがっついてるんだと思われるのもカッコ悪いし、ここまでは順調ということにしておこう。

牧野の唇、サイコーだぜ…。
俺の舌が侵入に成功すると躊躇いがちに絡めてくるのもいい。

よし、この調子で進めていくぜ。
俺も初めてではあるが、牧野の恐怖は計り知れない。
徐々に…徐々に…だ。

ただ

今の俺は催眠術がかかった状態だ。
もちろん催眠術を解くキーワードは聞いている。
しかしそれを俺が知っていても全く意味がない。

なんだよ読者。
知りてぇのか?

しょうがねぇな、特別に教えてやるか…。

簡単だ、「牧野」が「愛してる」と「抱いて」と言えば催眠術は解ける。

楽勝だ。

「愛してるぜ、牧野」
「ん…」

おい、違うだろ。
そこは『あたしも愛してる』でいいじゃねぇか。
それじゃ催眠術は解けねぇんだよ。

「なあ、お前も愛してるだろ?」
「…うん…」

いや、だからそうじゃねぇんだよ。
言え、言うんだ牧野…。

「なら言えよ『愛してる』って」
「そんな…言えないよ…」

ダメだ!言ってもらわなきゃ困る!

仕方ない、作戦変更だ。

「それじゃ、どうしてほしい?」
「…どうしてって…何が?」
「何がって…このままキスだけして終わるつもりか?」
「…もう…これ以上…どうしろって言うのよ…?」

どうしろだと?!
たった3文字だ!

『だ』
『い』
『て』

簡単だろ?

『あ』
『い』
『し』
『て』
『る』


こっちはちょっと頑張って5文字だ。
牧野、お前ならできる!

「なあ、言えよ、俺のことどう思ってるか」
「え…っていうか好きだし…それでいいじゃん」

惜しい!
『好き』じゃダメなんだよっ!

「いや俺ももちろん好きだけど、あるだろ、その上が」
「上?すっごい好き、とか?」

おい。

なんだ『すっごい』って

「いや、そうじゃなく」
「じゃあ、めちゃくちゃ?」
「それも…」

キーワードはふたつ。
目の前には俺たちが初めて交わるベッドがあるというのに、牧野がふたつの言葉を言わなければ意味がない。

そうか…雰囲気作りがまだ不完全なのか!

俺は唇を再び牧野のそれに重ね合わせて、牧野をその気にさせる作戦に移行する。
唇から徐々に首筋へ、牧野は上を向いて喉を上下させている。


「なあ、どうしてほしい?」
「え…」
「俺はお前を抱きたい」

よしここまで言えば牧野も言いやすいだろう。

「言えよ」
「そ、そんなこと…」

言え!言わなきゃムスコが!

心臓はバクバクと言っているのに、肝心なムスコが反応しない。

頼む!言ってくれ牧野!
このままじゃ俺たちは先に進めない!

それともナニか?
まだまだそういう気持ちに達してないってことなのか、牧野!?

よし…そういうことなら…

俺は右手をそっと牧野の胸に添えた。
牧野は全身をビクンと振るわせ、硬直している。

「や…」
「…いいだろ…?」

牧野は顔を真っ赤にしながらも俺の目をまっすぐ見つめてコクンを頷いた。


「愛してるぜ…」
「あたしも」

違う!
あたしも『愛してる』と言え!

ついイラッとしてしまった俺は牧野の形のいい胸を強めに揉んでしまった。

「あっ…んんっ」

おい、なんて声を上げるんだよ…。
普通ならこれで元気のないムスコもビンビンだろ?

「牧野っ!愛してる…愛してる…!」
「あっ…あっ…」

もう少しだ!頑張れ牧野!

ブラウスのボタンを外すのももどかしく、下からたくし上げて直に肌に触れ、そのまま一気にブラジャーの中に手を入れた。

「いやっ!」
「どうしてほしいんだよ、言えよ…」
「そんな…」

首を左右に振り、牧野は襲ってくるどうしようもない快感に身悶えながら俺の背中に腕を回している。
そうだ牧野!その調子で言うんだ!

「愛してる…愛してる…」
「んっ…ハァ…」
「お前を抱きたい!言えよ!お前の口から言ってくれ!!」

すると、それまで力が抜けて俺に体を預けていた牧野の体に異変が起こる。
恐る恐る牧野の顔を覗き込むと、何故か俺を睨んでいる。

「なんだよ…」
「何よ…」

牧野を無視して再び唇を重ねようとしたとき、牧野は首を横にスライドさせて俺のキスを拒否しやがった!

「どうした?」
「ねぇ、おかしくない?」
「何がだよ」
「さっきからなんかおかしいじゃん」
「何もおかしくねぇだろ?」
「ううん、絶対おかしい」

完全にセクシーな雰囲気から遠ざかった

「なんかあるでしょ、正直に言いなさい」

乱れた衣服を直しながら牧野は言う。
どうする、俺。
今の状態だとさっきまでのいい雰囲気には戻れねぇ。

「だって、なんか無理にあたしが言いにくいようなこと言わせようとしてるじゃん」
「そ、そんなことねぇよ!俺は心からお前が!」
「もういい!帰る!」
「ちょ、ちょっと待て!俺はただ…」
「ただ、何よ!」
「うっ…」

催眠術のかかった状態から抜け出すにはお前の『愛してる』『抱いて』が必要だと正直に言うべきか?
そんなこと口が裂けても言えるか!

「もういいよ!あたし帰るし。なんか思いが通じたからってすぐにそういうことになるってなんか違うし」
「そんなことねぇって!頼むから帰るなよっ!」
「うるさいっ!離せっ!」

そして

牧野は俺の手を振りほどくと部屋の外へ出て行ってしまった。


***


絶好のチャンスを逃してしまった俺は、頭を抱えて牧野と交わるはずだったベッドに腰を下ろしていた。

畜生

マズイ、非常にマズイ。
無理に牧野にキーワードを言わせようとすれば今日と同じことの繰り返しだ。
かといってあの調子じゃ牧野が自発的に口にすることはないだろう。

このままじゃいつ俺たちが交わる日がくるのかわからない。


「うおおおおおおおおおおお!!」


先の見えないこの状態。
催眠術などかけるべきじゃなかったのか?

すると部屋のドアが勢いよく開く。

「よ、司。元気か?」
「来たぜー」
「…」

総二郎とあきら、遅れて無言の類が部屋に入ってきた。

「なんだよお前ら」
「なんだよって、お友達が遊びに来てそれはねーだろ?」

総二郎がおどけて言うのだが、それが却って俺をイラつかせた。

「門の外で牧野に会ったぜ?なんか怖い顔してたけど何したんだよ司」
「うるせぇな、なにもしてねぇよ、黙れあきら!」
「なんかしたに決まってんじゃん。まさか司、無理矢理牧野を…」
「無理矢理なんかヤルわけねーだろ!」

3人は顔を見合わせてなにかコソコソと話をしている。
目障りだ!早く帰れ!

いや、ちょっと待て。

類はともかく総二郎とあきらは女に関してはプロだ。

「なあ、俺が言ってほしい言葉を惚れた女に言わせるにはどうしたらいいんだ?」
「なんだよ、牧野に何を言わせてーんだよ」
「なるほど、思うようにいかないからイラついてるってことな?」
「うるせぇ!いいから言え!」
「あ、それそれ。無理矢理言わせようとしたんじゃねぇの?」

なるほど。
確かに焦って無理に言わせようとしてたかもしれないな。

「それとなく誘導するのが一番いいよな総二郎」
「そうそう、無理矢理言わせようなんてイイ男のすることじゃないね」
「だからそれをどうすれば…」

するとそれまで黙って聞いていた類が口を開いた。

「あ、司。もしかして『牧野』に無理矢理『愛してる』とか『抱いて』とか言わせようとして怒らせたんじゃないの?」

ピキーン⤴

うっ

突然張り裂けそうになったモノが抑えきれず、前かがみになるしかなかった。

や、ヤブ医者め…
何が女が自ら言わなきゃ解けないだ!
何故類の言葉に反応したんだ?

牧野が言うことで解ける催眠術じゃなかったのか?

「お、お前等…今日は帰れ…俺は腹の調子が悪い…」

こいつらが帰るまで恐らくもたない。
3人を部屋に残してトイレへ向かい、パンパンに膨れ上がったムスコを開放する。

催眠術によって無理矢理押さえつけられていた欲望は、少し触れただけで爆発した。

問題は

その回数が尋常ではないことだ。
吐き出しても吐き出してもその勢いは止まらない。

すでに何十回目になるかわからない爆発の後、げっそりとした表情でトイレから出てきた俺を、帰れといったはずの親友が気の毒そうに眺めていた。

「お、おい、大丈夫か司?」

総二郎とあきらは同情の眼差しで俺を見る。
そして類が

「あ、もしかして催眠術にでもかかってた?」

そう言って指をパチンと鳴らしてケラケラと笑う。

すると

今まで狂ったような動きを見せていた俺のムスコが突然大人しくなった。
その様子にいち早く気づいたのは類。

ニコリと笑い


「牧野・愛してる・抱いて」

ピキーン⤴

パチン👏

シューン⤵

「牧野・愛してる・抱いて」

ピキーン⤴

パチン👏

シューン⤵


面白がって何度も何度も…。

その間俺のムスコは爆発しそうになったり大人しくなったりと忙しい。

「類っ!!!俺で遊ぶのはやめろっ!」

ニコリと笑いながら呪文と指鳴らしを交互に続ける類の顔が、俺には悪魔に見えた。



↓オマケ↓がありますのでこちらもどうぞ

Comments - 8

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スリーシスターズ  

おはようございます。

ついにつくしちゃんと付き合える!
デートではカッコ悪い所も見せちゃいましたが、付き合えるならそんなことはもう関係ありません!
つくしちゃんと2人きりで過ごす時間がやってきましたね。
そうでした。司くん催眠術かけてもらっていたんですよね。
その言葉を言ってもらわないとつくしちゃんと最後までできない!

司くん必死でしたね~。
催眠術を解く魔法の言葉は、なんと!
つくしちゃんがそんな言葉恥ずかしくて言ってくれる筈がない!!
頑張って言わそうとしてもね~。
つくしちゃんですもの。
恋人同士になっても中々言ってくれる言葉ではないのに、付き合ってすぐになんか絶対に言ってもらえないですよね!
余りにもそのことに気を取られてたから、つくしちゃんに不審に思われて怒って帰っちゃいました。
あ~司くん残念。

タイミングよくやってきた3人。
総二郎くんとあきらくんに相談した内容から何かを察した類くん。
まさかね~と思って言った言葉はビンゴ!
あれ?お医者さん女の人しか反応しないって言ってたはずなのにどうして類くんに反応しちゃったの!?
催眠術にかけられてたことを類くんに知られちゃうし。
言葉を言えば反応するし、指を鳴らせば収まるし。
類くんにいいように遊ばれちゃいましたね。
類くん、司くんのことよ~く分かっちゃうんですよね。
それだけ恋愛に関しては司くんが単純なのかな~!?

早くお医者さんに呪文を解いてもらわないと、司くんの息子はずっと類くんに遊ばれちゃいます~!


チームComedyの皆さま、お疲れさまでした。
とても面白かったです🎵
1つ1つのお話は独立しているのですが、全体は綺麗に繋がっていて素敵でした✨
文章だけでこれだけ笑うことができるってすごいな~と思いました。
楽しいお話ありがとうございました。


2017/10/26 (Thu) 06:33 | EDIT | REPLY |   
やこ  
スリーシスターズ様

コメントありがとうございます!
やはりコメディと言えば司君です。書いてて1番しっくりしたし、スラスラいけました。
イベントも残すところあとわずか!
最後まで気合い要れて頑張ります!

2017/10/27 (Fri) 00:02 | EDIT | REPLY |   
ゆり  

あはははは笑
やこ様のこのシリーズ面白すぎです。
イタズラな類がまた面白い 笑
この度は管理人と執筆と返信と日常生活を送りながら大変だったかと思います。楽しいイベントをありがとうございました。

2017/10/31 (Tue) 16:29 | EDIT | REPLY |   
やこ  
ゆり様

コメントありがとうございます。
そして最後までお付き合いくださり本当にありがとうございました。

やっぱりコメディは司くんが一番書きやすいんです。
類くんなんて何日悩んだか…。
完全自宅放置ですが、楽しんでもらったので良しとしましょう💜

2017/11/02 (Thu) 23:32 | EDIT | REPLY |   
さとぴょん  

やこ様♡
最高(笑)最高(爆笑)オモロイコメディー
ありがとうございました♡

植木に栄養(笑)
あれって、栄養になるの?
初めて知ったんですけど。

言え!言うんだ牧野!! が、
立て!立つんだジョー!! に聞こえる不思議幻聴あり♪
立つのはジョーじゃない!とお尻に力が入りました。

それにしても、まさかつくしじゃなくても催眠術が解けるとは
q驚きでしたねー(≧▽≦)

牧野・愛してる・抱いて

ピキーン⤴ パチン👏 シューン↷

繰り返し♪

わはははは(≧▽≦)最高(爆笑)

悪魔の顔した類くん♡ 完全に遊んでますね。

やだもう~♡ 私もやってみたい♡(*ノωノ)

しっかし、よくこんなオモロイ話思いつきますよね。
さすがコメディー王だわ~
発想がぶっ飛んでるわ~

素晴らしかったです♡

腹から笑えるお話♪ありがとうございました♡

2017/11/08 (Wed) 15:21 | EDIT | REPLY |   
やこ  
さとぴょん様

待ってました(笑)さとぴょんさんから一番コメントいただきたかったお話ですよコレ。
私がつかつくを書いているということもありますけど、花男のキャラで一番コメディが書きやすいのはやっぱり司です。
原作がコメディ調で他の3人と違ってヌケてますしね。
とは言えコメディをしばらく書いていなかったこともあって、やっぱり普段より苦戦しました。管理人の特権を活かして大文字小文字でなんとか持ちこたえたかなって感じです。
催眠術を自在に操る類。多分本人は超楽しんでますよね。
司ってヌケてますけど大企業の御曹司ですし、コメディとは言えお話が下品にならないように注意しながら書いたんですけど大丈夫だったかしら??
アレに栄養は…どうでしょうね…。でも司は自分のアレですからきっとすんごい栄養があると思っているでしょうね…。

お話ごとに超楽しいコメントをありがとうございました💜

2017/11/08 (Wed) 21:39 | EDIT | REPLY |   
kachi  

やこさん
とっても楽しい司のコメディのお話をありがとうございます😊

ふふふふふ
改めて読み直しても、とっても楽しかったです♪

催眠術を解く秘密の言葉が気になってたからスッキリ♪
司、せっかくのお初のチャンスが(笑)

類くんが良いですね(笑)
さすが類くん、秘密の言葉と催眠術のカラクリが分かりましたよね!
オモチャのように司の息子くんをもておそぶなんて、相当楽しそう♪
ホントは総ちゃんとあきらくんもやりたかったでしょうね!

司はヒーローなはずだけど神尾先生の中でも司がお笑い担当ですよね(笑)
やこさんの司くんも輝いてました☆彡


コメディチームのみなさま
プッやクスクスやゲラゲラやフフフフと沢山の笑いをありがとうございました😊
とーっても楽しかったです♪

2017/11/10 (Fri) 00:03 | EDIT | REPLY |   
やこ  
kachi様

コメントありがとうございます。

文章で笑わせるのは本当に難しいことですが、今回お話を提供してくださった皆さんは本当に秀逸でした。
4人全部のラストを書くと言ったのは私ですが、皆さんのお話があったからこそ完成したと言ってもいいでしょう。

私はつくつくを書く身ですが、他の皆さんのように人気がありません。
多分こんなバカみたいなお話を書いているからでしょうね(笑)
ただ、書き手としては「文章で笑わせる」ことこそが喜びと思っていますので、需要がなくても笑えるお話を書けたらいいなと思っています。
ありがとうございました。

2017/11/10 (Fri) 21:58 | EDIT | REPLY |   
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