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F4×つくし
こちらのお話はRの中のRを極めたようなお話です。コメディテイストではありますが、直接的な表現を好まない乙女たちは回れ右を、なんでもこいやっの乙女たちのみお楽しみください♬
読み終わった後、怒らないでください……(切実)

***


鼻腔をくすぐる香りに頭が覚醒する。
「気がつかれましたか?」
「ん...あれ、あたし寝てたの?」
はいと自分を起こした香りを渡される。それはカップに入った紅茶だった。
「ありがとう。いい匂い。…って桜子?ここどこよ?」
カップを手に取り口をつけようとしてつくしは今いる部屋の様相に気づく。
「桜子?ああ、ツクシ姫まだ先ほどの世界の余韻が残っているのですね。」
「ツクシ姫?!世界の余韻?!」
驚いた顔で隣にいる女性に問いかけたものの、徐々に頭も覚醒していったツクシはその女性が誰で何を言っているのかを理解していった。
「どうやら説明はいらないようですね。」
「うん、大丈夫。はぁ…それにしてもあんた色んなところに飛ばし過ぎよ。」
がっくりと項垂れるツクシにサクラーコはクスリと微笑みかける。
「それはどうもすみませんでした。そのお詫びと言っては何ですが、こちらを一緒に見ましょう。ツクシ姫が気に入るだろうと用意したものです。」
「あたしが?…何だろ。てかこちらって?」
そこは白い空間にガラスのテーブルだけが置かれてあった。ツクシとサクラーコはそのテーブルに向かってこれまた白い玉座のような椅子に腰掛けていたのであった。
疑念に思うツクシをよそにサクラーコはテーブルをサッとなぞり、そこに何を差し込んだ。
「それ何?」
「USBです。」
「は…あ?」
そしてサクラーコはテーブルを両手でサッとなぞったかと思えば、両指を忙しなく動かし何かを動かしているようだった。
「何やってんの?」
「すぐに分かります。」
タタ、タンッと指を弾いた後サクラーコの指先に視線を移すと目の前に大きな画面が現れツクシは驚きのあまり口をポカンとさせてしまう。
「では再生させますね。じっくり見てみましょう。」
「再生?何が出てくるの?」
「何って…そりゃあの方々に決まってるじゃありませんか?」
「あの…あの4人?!」
その時2人の後ろでドシーンと何かが落ち2人が振り返ると、そこには尻餅をついたシゲールが顔を歪めてお尻をさすっていた。
「シ、シゲール?どうしたの?」
「あいたたたー…どうしたのって、それはサクラーコよ。私が来るまで待つって話だったじゃない。」
「ツクシ姫が起きたらって伝えましたけど?それより始まってますわよ。」
「うおっと、ちょちょっと見せて、見せて!」
ぐいっとツクシとサクラーコの間に割って入ろうとするシゲール。そんなシゲールにサクラーコはサッと手をかざすと、シゲールは見えない壁に体当たりし左頬を押し潰された。
「サクラーコお…」
鬼のような低いシゲールの声にも我関せずサクラーコはツクシに続きを見ようと手をモニターへとかざす。
そんな2人を横目にツクシがモニターに目を向けると、そこはどこかの病院のようだった。
「何コレ?しかも画面が四つに分割されてる…」
「編集したんです。4人それぞれの反応を比較出来るように。」
「編集?じゃ、何コレ盗撮なの?」
「まぁ、そうですわね。あ、補足しますとコレは別の世界の王子達で、その世界のツクシ姫を奪い合っているんです。そうしたらその世界のツクシ姫誰かにそそのかされたのか結婚前診断を受けたんですよ。」
「結婚前診断?!何ソレ。」
「つまり結婚後に発覚してはまずい事を調べに行ったんです。まぁ、要はちゃんと生殖能力があるかって事ですね。どうもその世界では妊娠しづらい体質の方もいるようで、まぁツクシ姫には当てはまらないと思いますが、4人の王子に求婚されている事を妬んだ輩が姫に入れ知恵したのでしょう。結果姫には何の問題もありませんでした。」
「そ、そう。良かった。」
「でもそれが思わぬ方向に転んだのです。」
「思わぬ…どんな方向よ?!」
「ふふふ…分かりません?王子達も調べると言ったんですよ。結果次第で身を引く…なんてあり得ませんけど皆負けず嫌いですからね。より生殖能力の高いところを姫に示したかったのでしょう。」
「は~あ?」
「それでコレを盗撮したってワケ。姫、世界は違えど王子達よ。どんな事になったか興味あるでしょー」
「興味って、シゲールあなたねぇ…」
「ほら、見て。ズボン脱いだわ!」
「へ?」
ツクシがモニターを見るとその各々の画面では4人の王子がズボンを下ろして下半身を露出させていた。
「wwwwwwwwーーー」
「サクラーコ、ズームよ。ズーム!出来る限りアップにして!」
「はいはい、興奮なさらないで下さい。さ、これでどうですか?」
「うっひょー…これまたみんな良いもの持ってますなぁ~」
興奮するシゲールをよそに、ツクシは顔を覆っていた指を動かしチラリとモニターに目を向けた。
するとそこにはドアップのイチモツが…画面いっぱいに写し出されている。
「うげっ...キモっ...何アレ?黒いし...イヤだ...」
「キモい?何言ってるんです。私達の下の口も似たようなモノですわよ。」
「う、嘘だ...」
「嘘じゃありません。何なら今すぐ確認いたしましょうか?」
「確認ーー?!え?見るって事?どうやって?」
「どうやってって手鏡で見れば分かるじゃないですか?」
「手鏡なんてここには無いわよ。」
ツクシの反論にサクラーコが眉根を寄せる。
「なら私のをご覧になりますか?同じ女ですから作りは同じですわよ。」
サクラーコは脚を開きながら片脚を椅子の上に乗せドレスの裾をぺらっとめくった。
驚きに満ちたツクシ姫の目が一点に集中する。
「な…な…なんで、あんた何もはいてないのよ…」
スッと脚を組みふふふっとサクラーコが不敵に笑った。
「なぜでしょうね。普段ははいてるんですけど、今日はそんな気分だったんです。ま、それはともかくとして女だって性器はこうなんです。男の性器がああなるも当然でしょう。」
「ま、まあね…」
「性器は当然生殖する器官です。ですが人間は生殖行為以外でも使う大切な器官です。」
「せいしょ...以外って?」
「そりゃあもちろん愛し合うためですわ。生殖行為以外でセックスをするのは人間だけなんですわよ。」
ツクシは黙ってしまった。羞恥心はあるもののサクラーコの言い方が正しい事として伝えるように堂々と話しているからだ。
「ですからしっかりと目を逸らさずにご覧になられて下さい。4人の王子の中からお一人を選ぶのならばその性器ともずっと共に過ごしていく事になるのですわよ。」
「う、うん。」
「それに何も厭らしい行為をしている訳ではありません。アレはちゃんとした医療行為です。」
「医療行為?!」
「ええ、触診を兼ねた問診を取っているんです。彼らの性器を触っている人はナースですわ。」
それでイチモツを触る手が手術用手袋をしている事に気づき、ようやく医療行為をしているのだと認識する。
「あれ?ひとりだけ自分で触っているみたい。手袋してないよね。」
それにその手袋をしてない手はどう見ても男の大きさではあるものの綺麗な指先でイチモツとのアンバランスが何ともシュールだった。
「そうですわね。あれはきっとルイ王子でしょう。他人に触られるのを極端に嫌がりますから。」
「潔癖だもんね。あれ?潔癖と言えばツカサ王子もそうじゃない?」
「そうですけど、ツカサ王子は我慢しているようですね。ルイ王子と張り合っているのかもしれませんね。」
「そうなんだ。て、これじゃあどれが誰のだか全然分かんない。」
4つのイチモツを恐る恐る見るツクシ。再生しはじめに彼らを見ていたものの本当にあの4人の持ちモノだとはまだ半信半疑だった。
「サクラーコ、ちょっと画像を引いてみてよ。誰だか分かるように。」
「え?い、いいよ。誰だか分かったらマトモに見れないよ。」
「何言ってるんですか。分からないと意味ないじゃないですか。姫のためにやってるんですよ?」
「…それ、絶対に違うと思う。」
ツクシがサクラーコを睨んでいる間も無く画面は切り替わり顔は見えないが服装や体格でどの画面が誰かは分かるようになった。
「ああ、やっぱり素手なのはルイ王子ですわね。」
「へー、こっちはソウ王子だったんだ。アッキーラ王子かと思った。」
シゲールが画面のひとつを指して呟く。呟くにしては声が大きかったが。
「それは大きさで推測されたんですか?」
「ううん。形。だから根拠は無いわ。勘よ。」
ハズレちゃったとてへぺろするシゲール。
サクラーコはなんだと素っ気ない。
「でもアッキーラ王子反応してませんわね。潔癖なツカサ王子やルイ王子ならともかくアッキーラ王子はナースに触られて反応するかと思ったのですが...」
サクラーコは比較するためにソウ王子の画面を指す。確かにソウ王子のイチモツは斜め上を向いていた。
「アッキーラ王子が反応してないとおかしいの?」
「本命は姫ですが、それなりに女性と浮名を流してらっしゃってましたからね。」
「そうなの?」
「あら、ご存じありませんでした?ソウ王子もそうですわよ。」
「知らない…」
「ま、それも姫がしっかり捕まえておけば心配する事は無いと思います。そのくらいアッキーラ王子もソウ王子も姫に夢中ですし。」
「う、うん。」
ツクシが納得しきれない表情でいる中、シゲールも別の意味で納得できないようでサクラーコに話しかける。
「ねぇサクラーコ、アッキーラ王子のナースの顔ちょっと見せてよ。」
「アッキーラ王子のですか?」
サクラーコは軽い指のタッチで画面をズームアウトし、ターゲットをイチモツから側にいる人へと変える。
「「あ!」」
そのナースの顔を見て納得の声を上げる2人。分からないのはツクシ姫だけだ。
「何?どうしたの?」
「アッキーラ王子が反応しない理由が分かりました。」
「反応しない理由?へっ?」
サクラーコはナースを指してツクシの謎に答えた。苦笑いしながら。
「あのナース、おそらく40…いえ50は超えているかもしれません。それであのメイクですから、嫌でも重なってしまうんでしょうね。」
「へ?ご、ごじゅう?だって、どう見ても30代にしか見えないよ?」
「それじゃあ、これならどうですか?」
タタタンッとサクラーコはまた軽やかにテーブルを弾く。するとナースの口元がズームされ小さな皺がハッキリと見てとれた。
「あ…じゃあ、だからアッキーラ王子は反応しないの?」
「まぁ、そうなんですが単に熟女だからと言う訳ではありませんわ。それなりに艶を出せば彼も反応するでしょう。でも…」
「でもあんな風に若作りしたメイクをすればねぇ…嫌でもお母様の事を思い出すんだろうね。ミマサーカ王国の王妃もあんな感じの方だから…」
「へ?あんな感じ…あ!そうだ。そう言われればユメーコ王妃みたいだあの人。」
ようやくツクシも納得し、アキーラ王子の事情になんだか見てはいけないモノを見てしまった罪悪感に見舞われた。
だが、ズームアウトした事でまたシゲールが他の画面の変化にも気づく。
「でっか!!ね、ツカーサ王子に付いてる人胸でかくない?」
「そうですわね。しかも体制的に随分と腰をくねっているようです。…松本やこ?完全にネームアピールですわね。王子の視線上に来るためにネームを袖にしているとしか思えません。」
「ナースさんがアピールしてるんだ…」
「そりゃナースも女だから、本能が働いたんだね。」
珍しくシゲールがしみじみと呟く。ツクシはアレ?と引っかかったが、サクラーコの声にそれもかき消される。
「必死にアピールしても虚しいですわね。」
「へ?虚しい?何で?」
「何でって、王子を見て分かりません?アッキーラ王子よりも残念じゃないですか。」
ツクシはツカサ王子の画面をまじまじと見た。ナースの手に隠されているが王子のイチモツはアッキーラ王子のとは確かに違っていた。
「形が違うって事?」
「そこに気づいてしまいましたか。」
「うーん、姫、形はそう重要じゃないよ。ペニスは形じゃない。仮性包茎だって立派なペニスだ。」
そうシゲールが腕を組んでうんうんと語ると、なぜかあり得ない事が起こった。
『何か言ったか?』
低い地を這うような声がモニターから聞こえて来た。3人は驚き顔を見合す。
「サクラーコ?音出したの?」
「いえ、そんな事ありません。音声は消したままです。」
『ど、道明寺様、どうかしましたか?』
『何か聞こえたんだよ。カセイってな…』
『え?だ、誰も言ってませんよ。気のせいです。』
モニターのナースが焦っている。サクラーコはこのナースが思わす漏らしてしまったのだと思った。
「呟いちゃったのかな?」
シゲールも同じ事を考えてたようだったが…
『誰だ。やはり誰か覗いてねぇか?』
ドキーンと3人は驚き口を閉ざす。編集してあるはずなのに、あまりにもタイミングが良すぎる。
ツクシがお茶を飲み落ち着こうとカップに手を伸ばす。だが、手が震えてしまいカップをこぼしてしまった。
「ひゃっ、ご、ごめんなさい。」
「あ、姫大丈夫よ。こんなの魔法でちょちょいっと…」
「魔法を使わないで下さい!」
「「え?」」
だがサクラーコの声は間に合わずシゲールが指を振ったとたんモニターが消え、何も無い白い部屋に戻ってしまう。
「えっ…と…私まずい事した?」
「したに決まっているでしょう。このモニターは魔法で動いているんですよ。 お茶をこぼしても壊れたりしませんが、魔法は別です。何て事をしてくれたんですか!」
「ご、ごめん、サクラーコぉ…」
「もう黙ってて下さいませ。まだ続きはあったんですわよ。それにはあの方々の…絶対に復旧させますわ!!!」

ツクシとシゲールはどうみてもガラスのテーブルにしか見えない魔法動力のコンピュータに罵声を浴びせ復旧に忙しいサクラーコの背中を眺めながらボソボソと話していた。
「お腹いっぱいって表現が当たってるとは思わないけど……もう見たくない。」
「お腹いっぱい?わぁお♪ツクシ姫も言うようになったわねぇ~」
「言うよ…違うってばぁ~」
ツクシはボヤキがシゲールに通じずガクッと肩を下ろす。だがそんなツクシにノリノリのシゲールは軽口を続けた。先ほどサクラーコを怒らせた事はもう気にならないかのように。
「まあまあ考えてみてよ。こんな話題がこの先もあると思う?」
「………あるかもしれないじゃない。」
「だったらその時は余裕の顔ができるわね。」
シゲールの顔を見たツクシは自分ではシゲールを黙らせる事は無理だと諦めた。
「さっきも言ったけど、本当にペニスは形じゃないのよ。そりゃ剥けてりゃ亀頭がある分引っかかりやすいかもしれなきけど、仮性包茎との差なんてあってないようなものなのよ。」
「いや、それは…」
やっぱりシゲールに黙ってもらおうとツクシは口を挟もうとするが、シゲールは止まらない。
「やっぱりGスポットを確実にヒットするにはパールよ。」
「は?パール?」
予想外のワードにツクシがつい反応してしまった。なぜイチモツの話に真珠が出てくるのだろう?
「そこでパールの話をするのですか?シゲールさんの最大の野望ですわよね。」
「サクラーコ…最大の野望って?!」
テーブルに向き合ったままのサクラーコが顔を向けぬまま話しかける。
「だって私はツクシ姫のためにたった一度しか使えない魔法を苦労して習得して使ったのよ。当然幸せになってくれなきゃ。それにせっかくペニスの話をしているんだからそれは伝授しなきゃ。あなただってそうするでしょ?」
「私はそんな野望を持ってはいませんもの。シゲールさんの性に対する溢れる好奇心には脱帽ですわ。」
シゲールとサクラーコの会話にツクシはチンプンカンプンだ。パールと言えばジュエリーしか思いつかない。
「それがそうでもないんです。」
「あ、あれ?あたし口に出してた?」
それはツクシの悪い癖。思った事を何でも口にしてしまうのだった。
振り向きええと肯定するように微笑んだサクラーコが続ける。
「噂では背中に入れ墨をしている怖顔の方々がはじめたとか。シゲールさんたら、どうせなら最高級の黒真珠を入れて欲しいと常々に言ってます。とはいえまだ入れて欲しい殿方はいらっしゃらないようですが…」
チラリとサクラーコが横目に見ればふて腐れた顔のシゲールが頬を膨らませていた。
「うるっさいわね。今は私の事はいいのよ。」
「はいはい、ではシゲールさんの事は黙っているとします。」
兄弟(姉妹)喧嘩で軽口を叩き合ってる2人の横でツクシはヒクヒクと頬を引きつらせ、パールを何に入れてどうするのか分かってしまい黙ってしまった。
「で、そっちは直ったの?」
「ええ、なんとか…そんな顔なさらないで下さい。後々必ず姫の役に立ちますから。」
「どんな役よ…あたしはもうあんなの見たくないんだってば!」
「あんなのって、ペニスもあの方々の一部ですわよ。それを否定したらみなさん悲しまれますわ。」
「だからってまじまじ見るもんじゃないでしょ。これ以上見たら夢に出てきちゃう。もーう、見たくない。」
ぷんとそっぽ向くツクシにサクラーコはしょうがないとテーブルに指をなぞらせる。
「では続きはこちらからにしましょう。それなら姫も文句はないと思いますわ。ここからはあの方々の美しいお顔がメインに映されてますから。」
ツクシはチラリとサクラーコを睨む。
サクラーコはそれに微笑んで返すが、その微笑みがツクシには胡散臭く思えて仕方なかった。
「ちゃんと服着てるでしょうね。でなきゃちゃんとモザイクをかけて。あの4人の名誉のためにもあれはいくらなんでもやりすぎ。失礼すぎるわ。」
ぷんぷん怒るツクシにサクラーコも思うところがあるらしいが、そこは不気味に黙っていた。ツクシと違って正直に顔に出すつもりはないらしい。
「そうですわね。姫のおっしゃる通りです。私が調子に乗りすぎました。でも、本当にここからは服を着てますし彼らの表情だけを見ていただきたいんです。」
「表情…」
「ええ結婚前診断に来てますからね。その結果に対する彼らの心情もその表情には現れてるんです。」
「心情って…何か見つかったの?」
「それは見れば分かります。一言では説明しづらいので。でも大丈夫です。最悪な事は何一つありませんから。」
「それならいいんだけど…」
ツクシが見る気になった事にほくそ笑んだサクラーコはテーブルを操作しまた目の前に大きなモニターを出現させた。
先ほどと同様に4分割された画面が現れ、部屋は変わってないようだがその代わり新たな人物が加わっていた。
「あれってドクター?」
「そうですね。診察中です。では音声を付けてみましょう。」
「あれ?音声出るんだ。」
「ええ、データ量の関係で音声は一部のみなんですけど付けてあるんです。ですが先ほどのは付いてない箇所だったはずなんですが…まあ、そこは後で調べるとして先に進みましょう。」
モニターの一部を選択するようにサクラーコが手を動かすと映像だけだった動画に音声が流れ始めた。
『それでは直腸診をしますので、ベッドに横向けになって下さい。』
『『『『直腸診?!』』』』
モニターの中の4人の声が重なる。その被った声にツクシは驚いてしまった。
そしてモニターの中の4人も驚いているようで4人それぞれが騒ぎドクターに詰め寄っている。
「直腸診って何?サクラーコ。」
「前立腺を調べる検査です。肛門から手を入れ前立腺に肥大がないかを調べるんですよ。」
「肛門って、え?あの4人がドクターに犯されちゃうの?」
「犯されって…立派な医療行為です。まぁ、分からなくもないですけれど。」
「その様子をあたし達見ちゃうの?もう消そうよ…」
ツクシが居た堪れなくなってモニターを止めようとサクラーコに手を伸ばすも、逆にシゲールに肩を掴まれ消すなんてあり得ないとすごい勢いで凄まれる。
「何言ってるのツクシ姫!!こんな機会もう二度と無いのよ!あの4人の禁断の領域を覗く事なんてこの先絶対にあり得ない。ただでさえセックスの時に彼らの表情を見る余裕なんてないでしょ。ここは絶対見るべきよ!」
「へ?セッ…の時って、あたしまだ誰ともした事なんてないよ。」
「何言ってんのよ~、もう姫ったら4人全員に突かれてあんあん言ってたじゃない~」
「はあっ?」
「姫、飛ばされた世界でそれぞれの王子と関係を持った事は覚えてませんか?そこでは記憶は消されますけど、ここでは戻っているはずなのですが…」
「飛ばされたせか…」
そこまで言いかけてツクシはボンッと音がなったように真っ赤になった。いろんな世界でのベッドシーンが脳裏に戻ってくる。
「あ、あた、あた、あたし、」
「あ、ようやく直腸診の準備が出来たようですわ。」
モニターに目を向けるとそこには横向けに寝ている4人の姿が。胸から上だけで下の方は映し出されてない。
「姫のご要望とあれば後方の映像も出しますが…」
「い、要らない!要らないってば!」
「はいはい。」
そして仏頂面だったモニターの4人は衝撃を受けたような表情になる。
それは何をされたのかツクシでさえも一目瞭然だった。
ツカサ王子、ルイ王子、ソウ王子、アッキーラ王子、みな無表情を装っているがツクシにはその顔が苦悶を呈してるとしか見えなかった。
「みんな、そこまでしてやる事ないのに…」
そんなツクシの心情を真っ先に裏切ったのはルイ王子だった。
「へ?」
ニヤけるルイ王子にツクシは唖然となる。そしてソウ王子やアッキーラ王子もまた鼻や口角をヒクつかせ何かに耐えているようだったが、気を抜いた一瞬息を吐くように恍惚の表情を見せる。
一方でツカサ王子はこめかみにいくつも青筋を立てたすごい顔で酸欠になりながら耐えていた。
「ど、どうなってんの?」
「姫それはですね。前立腺を刺激されているからです。前立腺とは生殖機能をコントロールする器官とでもいうんでしょうか、これがペニスを元気にさせるんですよ。だから映ってませんがみなさんたいそうご立派になっているんでしょうね~」
「元気にさせる…」
ツクシが呆然とする横でサクラーコとシゲールはほうっとそれぞれ思惑の声を上げる。
「あんなにイジメられているツカサ王子を見ていると濡れてきちゃいますわ。私の中のサディストが手緩いと抗議してますの。」
「そっかー、ああすれば元気になるんだね…意識が無くてもああなるのかな?」
そしてツクシ、サクラーコ、シゲールの3人はツカサ王子の画面に注目した。そこには真っ赤な顔で血走った目で歯を食いしばっているおおよそ王子らしからぬ男の顔が映っていたからだ。
「そこまで耐えなくても…」
ボソリと漏らすツクシの声。今の呟きは意図しないものではなかった。
「それだけツカサは男の人にやられたくなかったって事でしょ。やられるよりやるタイプなんだね~」
「それを言うなら他の2人もそうだと思いますわ。ソウ王子もアッキーラ王子も苦虫を噛むように耐えてましたもの。」
「…で、ルイ王子は終始にやにやしてたね。」
「ええ気に入ったようでしたわね。ルイ王子とならそういうプレイも楽しめそうですわね。姫。」
「そういうぷれいぃ?どういうプレイよ!」
「どういうって、説明が必要ですか?必要とあれば詳細にレクチャーなさいますが…って、あれ?姫確かある世界でルイ王子とソウ王子と3Pしてませんでした?その時にてっきりそちらも開通なさっているとばかり…」
「わーーーーーー、サッ、サクラーコそれ以上言わないでっ。」
「2人の王子と…お姫ちゃまうらやましいっ。」
「もう無理!もうもうもう無理!!これ以上見てらんない。サクラーコ消して!早く消してちょーだい。」
「ええ~~」
残念がるシゲールは置いといて、サクラーコは冷静にツクシに問いただす。
「はいはい。モニターを消しますよ。モニターを消せばよろしいんでしょう?」
ハッとしたツクシはガバッと顔を上げて目を見開きサクラーコに詰め寄る。
「記憶も消して!」
「そしたらまたどこかへ飛ばされますよ?」
「(この記憶が)あるよりマシよ!」
「まぁ姫の態度を見る限りでは、あまり役には立たなかったようですね。むしろ王子達へのマイナスイメージを与えてしまった。」
「本当よ。全く!あたしはマッキーノ王国のためにひとりの王子を選ばなきゃいけないの。必死なのよ!」
「結婚するためには良いことばかりじゃなく、悪いことも知っておくべきだよ。姫。」
シゲールには珍しくまとも意見だが、ツクシにはそう思えなく、ツクシに睨まれたシゲールは手を上げて降参のポーズを取った。
「それじゃあ記憶消去の旅に出ると致しましょう。シゲールさん。」
「おっけ。」
サクラーコとシゲールに両脇を抱えられたツクシ。2人はそんなツクシをぐいっとモニターの方へ押し出した。
「う、わわわわ、わーーー……」
モニターの中へ吸い込まれるように姿を消したツクシ姫。さて、今度はどこに飛ばされたのやら…
「それにしてもさー、あの4人結果はどうなったの?」
「ああ、あの4人の生殖能力ですわね。至って正常。甲乙付けられない結果でした。むしろ極端に下がった結果の持ち主がいたら、お人好しの姫の事ですから本気でときめいたかもしれませんけどね。」
「下がった方ってのがツクシらしいよね~」
「ひめ。何今になって呼び捨てしてるんですか。」
「いいじゃん、いないんだから。」
「それを言うならシゲールさんだって実体はここではないでしょう。早く戻ったらどうです?」
「むう…戻るわよ。そんなに文句言うことないじゃない。サクラーコのバーカ。」
「なんですってぇ?」
サクラーコが掴もうとするとドロンと姿を消したシゲール。
「まったく。減らず口のお姉様なんだから…ふぅそれにしてもちょっと荒療治でしたけど、これで姫のカマトトはだいぶ削がれたですわよね。うふふふふ。」





↓オマケ↓がありますのでこちらもどうぞ

Comments - 8

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スリーシスターズ  

こんばんは。

物凄く読み応えありましたね!
3人の会話よりもこの凄く調べたであろう知識の方に惹かれてしまいました。
その後もう一度読みました。今度は色々頭の中をピンクにしながら!
4人のイ〇モ〇が4分割でテレビ画面に。
大きさと形がモヤモヤ~っとピンクの頭の中に!
パールなんて埋め込んだら・・・
直腸診なんてもうもう(≧◇≦)
B〇の世界に突入です!
シゲール嬢のテンションより上がってしまっています。
このピンクの頭の中はどう収めていきましょうかね?

文中の看護師さんの名前には思わず吹き出してしまいました。
娘には不思議そうな顔で見られました(;^ω^)

2017/10/22 (Sun) 22:38 | EDIT | REPLY |   
ずき  

lemmmonさん初めまして。
RのなかのR、と、とても興味深い前振りでどのような話かと思いましたが、とても笑わせて頂きましたw
性格とアソコ?の四人の特徴が見ていない私にもよくわかりました!
とはいえホンモノを私も是非とも見たいです~💦💦

それにしても司の直腸診には司愛が溢れていて、司が可愛かったです。
いつもは類つくのみの私ですが、とても楽しませて頂きました。
ありがとうございました!

2017/10/23 (Mon) 08:33 | EDIT | REPLY |   
lemmmon  
スリーシスターズ様

こんにちは。
物凄く読み応えありましたか?
うれしいです。実はこのお話10000文字超えなんですよ。長すぎて一度前後編に分けたのですが、ひとつにまとめられるよと、まとめられてしまいました。
長くて読者様は大変だろうなぁと思っていたので、そう言って下さってうれしいです。

ええ、凄く調べました(笑)
でも検診施設で働いていたことがあるので直腸診は知ってました。

看護師さんの名前は本人のリクエストです。
前話でアキさんを出しましたからね。挙手をつのったらしてくれました。
リレーはこういう楽しみもあって良いですね🎵

2017/10/23 (Mon) 12:47 | EDIT | REPLY |   
lemmmon  
ずき様

ずき様はじめまして。
コメントありがとうございます。
類つくさんなんですね。司愛を感じてもらえて、それなのに楽しんでもらえて嬉しいです。
(o´艸`o)♪

私もホンモノ見たいです。
ちなみに司は…そんなパーフェクトでないところも愛しいです❤

こちらこそありがとうございました。

2017/10/23 (Mon) 12:53 | EDIT | REPLY |   
kachi  

lemmmonさん
お話の更新ありがとうございます😊

F4とつくしのR、Rの中のRって?と恐る恐る拝読しました(笑)

あきらくん担当のナースが夢子さん似であきらくん反応しないとか(笑)
司担当ナースがまさかのあの方とか(笑)
類くんはまさかのアッチがお好みとか(笑)
色々、とても楽しかったです^^

カマトトぶるわけじゃないけど、男性1人だけのこういう映像ってみなさん見てみたかったのね!が率直な感想(o^^o)
どっちかというとつかつくの男女の行為なら覗いてみたいけど、たとえ司たち超絶イケメン男性のを見ても私ならときめかないなぁ(笑)
私のこういうのも不感症の1つ?
好みの問題かな?

でも、読んでて楽しかったです♪

2017/10/23 (Mon) 14:51 | EDIT | REPLY |   
lemmmon  
kachi様

こんばんわ。
またまたコメントありがとうございます。
(*^-^*)

いやはや見たい見たくないは人それぞれですよ。なかなか見る機会がないからパンドラの箱を覗く感覚なのじゃないでしょうか?
なので何度も見てパンドラの箱じゃなくなったら、見る気は失せると思います。
だから男女の営みでは見えないように隠す事で美しく見えるのかもしれませんね。
ちなみに私自分のブログで江戸の遊女をパラレルしたお話を書いているんですが、それで調べた江戸時代の浮世絵は隠してないんですよ。絵が美しくない(好みじゃない)のもありますが、ゲンナリしました。
こんなお話を書いた私ですが、やっぱり見えないというのがミソなのかもしれませんね。

2017/10/23 (Mon) 22:26 | EDIT | REPLY |   
さとぴょん  

lemmmon様♪
検診で悶絶する表情を見せる王子たち。
個人的には表情も入れて8分割で見たいです。

我慢する表情は、司がやっぱいちばんかも♡

「私の中のサディストが手緩いと抗議してますの」
ヒールで鞭打つ桜子が見えてきそう。

類くん、にやにやと余裕?
気に入っちゃった?(笑)

2017/11/01 (Wed) 00:22 | EDIT | REPLY |   
lemmmon  
さとぴょん様

コメントありがとうございます🎵

8分割‼
でもね、直腸診してる時はあそこさらけ出してないかも。ペロンのまま直腸診はしないわ。おまけにタオルとかで盛り上がりも分かりにくいかと…
でもサクラーコ達の魔法でひょっとしたら局所透視加工も可能かも❕
エロレル楽しんでいただけて良かったですぅ~

2017/11/02 (Thu) 14:07 | EDIT | REPLY |   
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