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◯Fantasyを読む前のご注意◯
異種CPのキワドイお話多数です。
1話の設定を読んでいただければ、あとは飛ばしていただいても話が繋がるようになっておりますので、地雷CPやラブ(R)が苦手な方は飛ばし読みしていただいて構いません。3P、死ネタやGL、狂愛など……なんでもありです。
読んだ後のクレームはどうか、どうか……お許しください.°(ಗдಗ。)°.
チームエロレル……違う、チームパラレル一同より。


****



今は昔───

これはとある世界にある、とある国の
世にも不思議な物語......


***


ここはマッキーノ王国

たくさんの花と小鳥に囲まれたこの穏やかな小国は、争い事を好まぬ平和主義のハルー王と、それを支えるしっかり者のチェコ王妃の元、国民の誰もが皆、日々を穏やかに、そして幸せに暮らしておりました

いつも仲睦まじい王と奥方、その二人の元には
マッキーノ王国一美しく快活なツクシ姫、そして朗らかな弟のシン王子が、伸び伸びと健やかに育っておりました


けれどある年のこと

その幸せなマッキーノ王国にも、いよいよ戦禍の波が押し寄せてきたのです─────



*


「王様っ!ご報告にございます!只今既に東の城門も破られた模様!」


王「...ふぅ...そうか、ご苦労...」
シン「父上っ!もう我慢なりませぬ!早く私めにご命令を//!」

まだ幼さの残るシン王子は、凛として父であるハルー王を強く見据えます


王「...仕方無い... シン、行ってくれるか...」
シン「御意っ!」


と、そこへ艶やかな黒髪を靡かせ...

ドレスの裾を捲し上げ、颯爽と駆け付けたのは、この国の第一子である麗しのツクシ姫



ツクシ『シン!待って//!』
シン「姉さんっ//」

ツ『お父様お願いです//!まだ幼いシンを戦いに出すくらいなら、いっそ私が//!!』

「それはなりません!」

そこにきっぱりと立ち塞がるのは、ハルー王の隣に佇む、美しき妻の王妃チェコ


ツ『お母様//、でもっ!』

妃「この戦、敵国シヴァ王の狙いは貴女だとわかっているのでしょう!?」


実はそもそもこの戦

遥か遠方に新しく建国された、悪名高き「シヴァ王」率いる新興国が、ツクシ姫に目をつけたのが事の発端なのですが...



ツ『だったらなおのこと//!この私がシヴァ王の元に行けば//!!』

シン「姉さんそれは違う!」
王「うんうん、そんな悲しいことはダメだよ~、ツクシ姫~っ、グスグス」

妃「まあっ、ほらパパっ!すぐ泣かないのっ//!元はといえば王である貴方がしっかりなさらないからっ//...」

ツ「ダメよママ!こんな時に喧嘩はやめて!!」
シン「そうだよ!姉さんの言うとおりだよ!?」


どうやらハルー王、その人一倍優しい性格と共に、決断力の無さも多分に持ち合わせているようで...

しかしこの期に及んで、いまいち緊張感にかける王家の面々...こうしている間にも、お城には数々の砲弾が容赦なく撃ち込まれていきます



「ダメです!このままでは西の門も崩壊寸前です!!」

駆け込んだ新たな家来の声に、やっと王家一同、目の前の現実に戻ります


妃「ツクシ姫... いいから聞きなさい、貴女は私達の希望なのです」
ツ「希望?...でもこんな状況では、希望もなにも…」

女王「実は...貴女の美しさとその"秘めたる力"に、新興国であるシヴァ王が目をつけたのですよ」
ツ「え?...あの、お母様...今仰った私の"力"とは一体…」

いかんせん鈍感なツクシ姫は、『美しさ』と言われたことのみ、完全にスルー致します


妃「今までは、貴女が気に病まないようにと… 一切の事は秘密にしておきました」
王「へぇ...ママ、そうなの??」

女王「もおっ//!パパは黙ってなさいっ//!今から良いところなんだからっ//!!」

シン「...ハァ、ごめん。お取り込み中悪いけど、俺とりあえず西の門を守りに行ってくるよ...」

ツ「ええっ//!?シン、一人で大丈夫//!?」
シン「うん、幸いまだ有能な部下達もいるし...とりあえずこの人達よりは頑張れると思うんだ... ってことで、姉さんは二人を宜しくね!!」

呑気な両親に呆れたシン王子はいち早く現実を見据えて、西の門を守りに城の外へ...

うんうん、きっとシン王子が大きくなれば、このマッキーノ王国も安泰間違いなし...

ではなくて、いえいえ今は、大きな戦争を仕掛けられている真っ最中!

そしてこの一大事に、母である王妃のチェコがツクシ姫に、とても大切な姫の秘密を話しだしました...



妃「実はね、ツクシ姫... 貴女には特別な『力』があるのです」

ツ「お母様...それは本当ですか//!?」

王「何々? どういう事ぉ♪♪」

妃「もおっ//!だからパパは話の腰を折らないでっ//!最後まで黙ってないと、離婚しますからねっ//!!」

王「ええーーーっ//!?...シュン...」


どうやら王妃の逆鱗に触れ、王は一時的に静かになった模様...

いや、離婚云々の前に、まず国が危ないのですがね...

まぁ、この呑気さはいつものことと、とりあえず慣れっこのツクシ姫は畳み掛けます


ツ「あのお母様!? 私のその『力』とは一体...!?」

妃「ええ、それはね、貴女が肌身離さず身に付けている、そのクリスタルのペンダント...」

ツ「えっ!これでございますか?」


姫は慌てて、服の下に隠してあるドロップ形のペンダントを取り出します


ツ「このペンダントは、お母様が幼き頃より私に肌身離さずつけよと申し付けられたもの... まさかそれに、そんな"秘密の力"が隠されているとは//...」

妃「ええ... 実はそのペンダントには、ある4人の男性の想いが込められているのです」

ツ「4人の男性?...
ハッ//それはもしかして///...!?」


姫の頭の中には、懐かしい...麗しき4人の殿方の顔が浮かびました


妃「そうよツクシ姫... その想いの主とは、貴女が思い浮かべた通り、貴女の幼馴染みの4人の王子...

炎の国のツカサ王子、
緑の国のソウ王子、
花の国のアッキーラ王子、
そして、氷の国のルイ王子です...」


ツ「あの王子達が//!?... ハッ//!もしかしてこの国の危機を、救って下さると//!?」

妃「ええ... ツクシ姫は覚えていますか?昔幼き頃、4人それぞれの王子に貴女が求婚されていたのを...」

ツ「まぁ//お母様ったら//... でも覚えておりますわ// あの頃はみんなで遊ぶのがとても楽しくて//...でも皆それぞれ大好きで、私には、とても一人など選べなかったわ//...」

王「うんうん♪そうだよね~♪うちの庭園でみんなであそぶ様子は、まるで美しい絵画のようでとっても可愛かったなぁ//~♪」

またしても呑気に茶々を入れるハルー王を、奥方様はギロリと睨み付け


妃「チッ//!元はといえばパパっ//!貴方が"つくしの好きにしていいよっ♪"な~んて言うからこうなったのよっ//!?あの時せめて4人のうちの誰かと婚約していれば、今頃こんな事には...!」

ツ「ちょっとママっ!いえお母様っ//!?それは一体どういう事なの//!?」


実は結構なお転婆でもあるツクシ姫...
王妃の思わせ振りな言葉も華麗にスルーし、一も二もなく食って掛かります


妃「オッホン//...いいわ、説明しましょう。あの王子達の4つの国は、それぞれとても強大な力を持つ大国。うちと違ってお金もたくさんっ//♪
...ってオホホ//そうではなくて...それぞれが強国なうえに互いの結束も強く、もし貴女が誰かの妃であったなら、皆貴女を守るためにその全ての力を持って立ち向かい、悪名高きシヴァ王でさえも敵わなかった事でしょうねぇ...」

王妃はそう言って、いかにも残念そうにため息をつきました。

しかし、どうにも腑に落ちないのはツクシ姫

ツ「ちょっと待って? ねぇ、でもあの王子達の国がそれ程の大国ならば、どうして今、このマッキーノ王国のピンチを、誰も助けては下さらないのです//!?」

妃「それがねぇ...、実は今、4人の王子達は皆、シヴァ王の強力な解けぬ魔法で眠らされているのよ...」

「なっ///!?...そ、そんな//...」


ショックのあまり、ふらふらとその場に座り込んでしまうツクシ姫...


王「なんでもシヴァ王は、計略策略の名人でもあるらしいんだ...怖い怖い//... それにいろんな魔術も使えるらしいから、おおかたうちの可愛いツクシ姫にでも化けて、一人ずつ騙して眠らせていったのかも...」

ツ「ハァ//?何それっ//??そんな...でもちょっと待ってよ//!?4人ともなんでみんなそんなに引っ掛かりやすいわけ//??」

王「ま...それも愛だよ、ツクシっ♪」
妃「そうね...それも愛よね♪パパっ//」

王「うんうん//...暫く会ってなくっても、みんなツクシ姫が大好きだったからねぇ~//」

なぜかこの状況下で和んでしまう王と王妃を横目に...
しかし今は、共に突っ込んでくれる弟シン王子も居ないため、ツクシ姫は仕方なく諦め、話を先に進めます


ツ「でも//!そうなったらもう八方塞がりじゃない//!!それでは、このマッキーノ王国は、もう...//」

一人悲観にくれるツクシ姫...

しかもこのままでは、この物語がこんなふざけた第1話だけで終わってしまう...


と、


妃「そこでね//!じゃじゃ~んっ♪実は今、なんと素敵なゲストに来ていただいておりま~す//♪」
王「そうそう♪ではそろそろご登場願いましょうか!なんとあの大魔法使いの...//」


『ジャジャーンっ♪ツクシ姫こんにちは//!!』
『お久し振りに御座います…』


ツ「え... えーと、貴女達は...」

『あれっ?やだやだーっ//もしかしてツクシ姫ったら、アタシ達の事忘れちゃった//??』
『姉様...仕方ありませんわ、ツクシ姫は幼い頃より鈍感で大層愛らしくて、やはり鈍感な姫君で御座いましたもの...』


─ん、ちょっと待って... 今『鈍感』って2回言わなかった!?

姫は怪訝な顔で、突然登場した美女二人をジーっと見つめます

すると...

チッ、
チッ、
チッ、

チーンっ♪



ツ「ああっ///!!もしかして貴女方は...
幼き頃共に遊んだ、大魔法使いマーリンの娘、姉のシゲール嬢と妹のサクラーコ嬢では//!?...まぁ嫌だわ、お久し振りです♪御免なさいね、私ったらすっかり//...」

と、懐かしい記憶を思い起こしたツクシ姫が全て言い終える間に


─ドッシーン!!!


ツ「キャーーっ//!!」

シゲール「ぐふふっ//♪会いたかったよぉ~♥ツクシ姫~っ//♪やっぱりシゲールちゃんの思った通り、可愛く成長しちゃってコノコノッ//!!」

サクラーコ「あらお姉様、そこら辺でお止めにならないと、ツクシ姫が戦の前に死んでしまいますわよ?」

ツクシ「ぐっ、ぐるじいっ//...」


大魔法使いの娘でもある美人姉妹。しかし姉のシゲール嬢のパワーを前に、すっかりたじたじのツクシ姫...

そういえば...以前もこんな調子でところ構わず自分の事を好いていてくれた事を、遠退く意識下でぼんやりと思い出したところで...


「これお姉様っ!!いい加減になさいませ!!」

しっかり者の妹サクラーコの一喝が入ります


シゲール「あれれ??...キャー//!!ごめんごめんツクシ姫っ//!久々に会えて、つい嬉しくて興奮しちゃったのよ~//♪」

サクラーコ「全くもう!久々といえども限度がありますでしょうっ!...大丈夫ですか?ツクシ姫!?」


シゲール嬢の熱烈な抱擁から解放され、すっかりフラフラになりながらも、どうにか無事に生還したツクシ姫...


ツ「ゴホゴホッ//...えぇ大丈夫よ、サクラーコ...、どうもありがとう...//
でも貴女達//どうしてこんな、今にも滅びそうな勢いの、危険なマッキーノ王国に??」

相も変わらず鈍感な姫が訊ねると、


シゲール『うふふっ//♪それはね//...』

サクラーコ『私達の力でツクシ姫とマッキーノ王国を、この窮地からお救いする為に御座います...』

ツ「ええっ//...そんな//、たった今私、殺されそうになったのに...」

シゲール『うっそ//!?何て事//!!シゲールちゃんのツクシ姫を殺そうなんて、どんな不届きな輩なのっ//!?』

サクラーコ『ハァ... もうこんなところで突っ込んでいる暇は御座いません。お姉様、話を先に進めましょう...』


なんとも緊張感の無い状況ですが、サクラーコ嬢の機転により、とりあえず話を先に進めましょう...




サクラーコ『ツクシ姫、幼い頃私達がお別れしたのは、私達が修行の旅に出る為だと覚えておいでですか?』

ツ「えぇ...そういえば、何となく...//」

この場は敢えて、一番強そうなサクラーコ嬢に逆らうべきでは無いのでは?と...
姫は咄嗟に話を合わせる事にいたします


ツ「じゃあもしかして...その修行の旅から、二人はやっと帰って来たの//??」

サクラーコ『ええ... そしてお喜び下さい。私ではなくお姉様なのですが... 実は大変強力な大魔法を、手に入れられたのですよ』

ツ「まぁ//凄い!それはどんな魔法なの//??」

と、キラキラお目目のツクシ姫を驚かそうと、嬉しそうにハルー王が立ち上がり...

王「ふふふっ//♪姫っ//...それがねっ♪聞いて驚くなっ//♪実は...//」


『イエーイっ//♪♪シゲールちゃんが会得したのは、なんと時空も次元までも飛び越える、最強の大魔法なんだよっ//♥』

ツ「ええーーっ//!...って、一体何?それは...??」

視界の端には2度までもシゲール嬢に良いところを持っていかれて、落ち込むハルー王の姿がありますが...

─あっちはママが慰めてくれてるから、まぁいいか...


流石にしっかり者のツクシ姫、頼りない両親はほっておいても、緊急事態の今、話の先を急ぎます


サクラーコ『姫、先程王妃が仰られたお話は、覚えておられますか?』

ツ「ええ...確か、あの4人の王子達が皆、悪王シヴァの魔法で眠らされてしまったと...」

『そうなのです。修行の旅を無事終えて戻ってきてみれば...なんと本来ならツクシ姫を真っ先に護らねばならない筈の4人の王子が非常事態っ//...もう私は、情けないやら悲しいやらっ...//!!』

ツ「えっとサクラーコ...それはもういいから、話を先に進めてくれるかしら?」

ニッコリ笑顔で姫が先を促すと、途端にサクラーコの説明スイッチが入りました


『そうでしたわね? 私としたことが...
ちなみに王子達にかけられたシヴァの魔法はとても強力で、私やお姉様をもってしても、決して解けない魔法なのです...』

ツ「なんですって//!そんな//...それではもう、何も打つ手が...//」

妃「そこでツクシ姫、貴女の力が今、必要なのですよ」

ここでやっと出番が来たかと、王妃がゆっくり立ち上がりました


ツ「それは一体どういう事なのですか、お母様//!?」

妃「ツクシ姫... せめて貴女が4人の王子のうちの誰か一人を伴侶に決めていればと、先程申したでしょう?」

ツ「えぇ、でも...
それも今となっては先無きこと...//」

妃「ところがそれが違うのですよ、姫...
さっ、パパっ//ほら今よっ//!!」

突然王妃に促され、ハルー王は再び元気を取り戻しました


王「そうだツクシっ//♪...今からでも遅くはない、4人の王子のうち誰か一人に、お前の生涯の伴侶となる者を決めるのじゃ//!!」

若干キャラが変わっているような気はしますが...
とにかくビシッとツクシ姫を指差すハルー王の言葉に、姫はまだまだ理解が及びません


ツ「でも、決めると言っても...今は4人とも魔法で深い眠りについているのでしょう//??今からそんなこと、到底無理だわ!!」

シゲール『だ~か~らぁ~♪そのためにシゲールちゃんのとっておきの魔法が、必要なんじゃないっ//♪』

ツ「...どういう事??」

サクラーコ『お姉様の会得した魔法は、時空も次元までも飛び越えられる究極の大魔法...
ですがこの魔法が使えるのは、姉の生涯で一度きり、しかもその一度に一人しか、"飛ばす"ことが出来ないのです』

シゲール『うんうんっ♪だから今から私の魔法でツクシ姫を飛ばして、この世界とは別世界の4人の王子達に助けて貰っちゃおう♪って訳なんだなっ//♪』

ツ『ちょ、ちょっと待って//!?あの、こことは違う別世界って//??』

「フフッ、姫様... この世にはまだまだ姫様の知らないことがたくさんあるんですのよ...」

ニヤリと妖艶に微笑んだサクラーコ嬢は、それはそれは、妖しいほどに美しく...

いたいけなツクシ姫は、思わずゾクリと身震いしました


ツ「あの...まだよくわからないわ//...もしその別世界とやらが存在したとして、私一人が飛ばされても、4人の王子は私だとわからないのでは//??」

サクラーコ『そうですね...でもご安心下さいませ。必ずやツクシ姫を一目見るなり、皆必ずやその魅力の虜となるでしょう』

シゲール『だよねっ♪うんうん、男はみんな単純だからっ//♪...あとはツクシ姫が誰か一人を選ぶまで、その無限ループは止まらないのだよっ//♥』

ツ「えぇっ//!?...えと//、それは私1人が誰かを選ぶまで、いろんな世界に飛ばされるという事//???」

シゲール『そうそう!さっすが私のツクシ姫っ//♪理解が早いよね~♪ちなみに飛ばされた先で、ツクシ姫はその世界にちゃ~んと適応出来るようになってるからさっ♪何にも心配しなくても良いよっ//♥』


─いや、理解が早いっていうより、なんか巻き込まれているような...//

なにやら突っ込み処が満載のような気がしつつも...
王と王妃ならさておき、この魔女二人にはとても敵いそうに無いと、密かに恐れおののくツクシ姫は、とりあえず質問を続けます


ツ「えっと、ではもしも//シゲールさんの魔法で飛ばされたとして…そこで私は一体、何をすれば...//」

シゲール『だ~か~ら~ぁ♪ 4人の王子のうち、姫にとって1番大切な、たった1人の王子を選ぶんだってばぁ//♪ すっごくロマンチックでしょう//? あ、ちなみにその間、こちらの世界の時は止まっているから♪細かいことは気にしないで、ゆ~っくり選んで大丈夫よっ//♪』

ツ「そ、そんな//... でも私、あの4人の中から誰か1人を選ぶなんて...//」


あらあら、急にモジモジし出したツクシ姫...

それもその筈、4人とも皆甲乙つけがたい、姫への愛を多分に持ち合わせている、何れもイケメン揃いなのですから...


妃「でもね、ツクシ姫。よくお聞きなさい...私達は貴女の幸せも、切に祈っているのですよ?」

ツ「ママ...//」

王「そうだよツクシ姫... 先ずは彼らを選ぶ際、自分の幸せを1番に考えて?
そしてもし、誰か1人に決まったら、その世界で、そのペンダントに強く祈りを送れば...」

ツ「パパ?...送れば//?一体どうなるの//??」

王「フフッ、我々マッキーノ王国の皆がその世界に転送されて適応し、この戦いを逃れられるのさっ//♪」

姫「え、ええっ////!? そ、そんなに凄いの... このペンダント//...」

驚いた姫は、再びまじまじとペンダントを見つめます


─まぁ//... そういわれればこのペンダント//...
えも言われぬ"神秘的な光"を、放っているような...//


妃「実はそのペンダントはね...貴女が幼き頃、4人の王子の想いを知ったそれぞれの国の王が、もしもこの先貴女の身に何かあればと、この2人のお父様である偉大なる大魔法使いのマーリン様に頼んで、4人の王子の想いを込め特別に拵えてくれたものなのよ...」

王「うんうん♪あの時は大変だったよね~♪わざわざツクシの為にってさ//...僕はびっくりして、腰が抜けちゃったし...」

妃「そうだったわね~♪もう貴方ったら♪いつも肝心な時に、役に立たないんだから~//♪」

あははっ、と、たいそう呑気に若かりし日の想い出を語り出す王と王妃に...
姫はもう突っ込む気さえ起きず、逆に腹を括ります


ツ「ええいっ、もうわかったわ//!!兎に角この私が、そのシゲールさんの大魔法とやらで飛ばされちゃえばいいんでしょうっ//!?」


何という事でしょう
それはもう、男が見惚れるほどの男前...

いやいや、4人の見目麗しい王子達も、きっとツクシ姫のこういうところに惹かれたのですね

そしてここにも、ツクシ姫の"潔さ"と"勇気"に惚れ込んだ、2人の魔法使いが...


シゲール『やたっ//!!そう来なくっちゃ//♪流石私のツクシ姫っ//♪』

サクラーコ『ええ、よくぞご決断下さいましたわ...ではお姉様、もう一刻の猶予も御座いませんわよ!?』

シゲール『わかってるって//♪いつまでもボケたり突っ込んだりの呑気な茶番劇に、付き合ってはいられないのだ~っ//!!』


おっと、ここへ来て俄然やる気になったシゲール嬢は、ツクシ姫に向かい、早速魔法をかける準備を致します


サクラーコ『では姫、心の準備は宜しいですか?』

姫「ええ//... 兎に角私は、飛ばされた先で別世界の王子達と出会って、4人のうちの誰か一人を、生涯の伴侶に選べば良いのよね//?」

シゲール『うんうん//♪ナイス要約ありがとうっ//♪』


─何だかよくわからない事になっちゃったけど...//

兎に角マッキーノ王国の大ピンチ//!!
もう私がやるしか、無いんだからっ//!!


姫の澄んだ漆黒の瞳は今、メラメラと使命感に燃え、再び美しく輝き始めました


シゲール『よおーしっ//♪シゲールちゃんの魔力も、良い感じにみなぎってきたよ~っ♥』

するとシゲール嬢の身体全体にも、みるみるうちに不思議なオレンジの光が宿り始めます

なんとも神秘的な光景に、皆が息を飲んだ瞬間





シゲール『それじゃ、いっくよ~っ//!!...

"出でよっ//!!シゲールタイフ~~~ンっ///"!!!
ツクシ姫に、幸せを~っ//!!!!』


姫「ええーーっ!!!
呪文ってまさか、そんな単純なの~//!?!?」


驚き呆れ、思わず絶叫するツクシ姫
しかし程なく、こちらも目映い魔法の光に包まれて...


妃「ツクシ~っ//!!どうかお願いね//!? シンの為にも頑張るのよ~っ//!!」

王「早く一人に決めて、パパ達を助けておくれよ~っ//!!」


なにやら無責任な王と王妃の言葉を背にして、少しずつ、姫の身体は宙に浮かび上がり...




サクラーコ『お姉様...やはり心配なので、わたくしも姫をお助けしますわ』

シゲール『そうねっ///!サクラーコ...私はツクシ一人を飛ばすので精一杯だわっ///... あんたの会得した"後追い"の魔法で、出来る限りのフォローをお願いっ///...』


呪文にはガッカリですが、流石は一生に1度しか使えないという大魔法... シゲール嬢は息も絶え絶えに、頼れる妹に頼み込みました



サクラーコ『承知しました... では...』

そうして妹のサクラーコ嬢も、徐々にピンク色の目映い光に包まれます...


─今の状態ではとても言えないけれど...
お姉様は一つ、姫に大切な事を伝え忘れているわ...

恐らく優柔不断の姫は、なかなか1人には決めらず、あらゆる世界を転々と飛び回る筈...

そしてその際、次の世界に姫が飛ぶ為には必要な"条件"があるのです...

それはツクシ姫が異世界で、意識を『飛ばす』事なのよ...



あらあら...どうやらサクラーコ嬢は、何やら大切な事をツクシ姫に伝えにいくようですね?

意識を『飛ばす』とは、これ如何に...??




え?

どうしてシゲール嬢の魔法では一人しか飛ばせないのに、サクラーコ嬢は後を追えるのか、ですって??

それは皆様、どうかご了承下さいませ

サクラーコ嬢も偉大なる大魔法使いの血を引く、特別な魔法使いなのですから...

ましてや大事なツクシ姫の"後を追う"くらい、彼女の力を持ってすればお茶の子サイサイ...


ツクシ「私、頑張るから///!!!それまでは、皆様どうかご無事でっ///!!!」





***


さてさて...

こうしてシゲール嬢の大魔法により、マッキーノ王国のピンチを救うため、一人異次元異世界に飛ばされる事となったツクシ姫...

果たして行く先々で、これからどんな物語が彼女を待ち受けていることやら...

そして姫は無事、異世界で、たった1人の意中の殿方にお心を決める事ができるのでしょうか...?

健気なツクシ姫の大冒険、この先もどうぞ、皆様お楽しみに...




つづく♪



↓オマケ↓がありますのでこちらもどうぞ

Comments - 8

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スリーシスターズ  

こんばんは。

ニヤニヤ笑いが止まらずPCの前で母は何をしているのか?と子どもが不思議そうに覗き、思わず声を出して笑ってしまえばこれまた子どもが不思議そうに覗き、表情を元に戻すのが大変でした。
1話目から面白すぎです。
会話の掛け合いが絶妙すぎます!
お話を読んでいるというよりは、テレビでナレーター付きのドラマを見ているような感覚になりました。

ツクシ姫が飛ばされるたびに次は誰が出てくるの?何が起こるの?とドキドキしながら待つことになりそうですね。

2017/10/15 (Sun) 22:11 | EDIT | REPLY |   
kachi  

凪子さん
こんばんは!
お話の更新ありがとうございます😊

何度もプッ!と吹き出してしまいました(笑)
注意事項読んだらえっ?読んでも大丈夫かしら?とちょっと尻込みしたのに、あっという間に夢中でした♪
命名センスがまた素敵♪
ほんの少しのアレンジでここまで面白くなるんですね^ ^

魔法使いといえば、最近は小さなプリンセスソフィアばかり見せられてたから大人な魔法使いのお話にドキドキワクワク出来そうで楽しみです(๑・̑◡・̑๑)

2017/10/15 (Sun) 23:29 | EDIT | REPLY |   
凪子  
スリーシスターズ様🎵

ご訪問ありがとうございますm(__)m

うわ!そしてすっごく嬉しいお言葉♪♪
「お母さん大丈夫??」とお子さまからあらぬ疑いをかけられちゃいましたかね?(笑)
でも、お気に召して頂けて良かったです!!

そして、え~…2話以降ですが(笑)、
次からは決してお子さまの目に触れるところで画面を開かないことをお勧め致します(笑)

そうなんですよ。つくしちゃん、様々な世界にいろいろ「とばされちゃう」事になりますので...❤
パラレルの別称、◯ロレルですからね❤(笑笑)
いろいろな作家様方が、素敵な愛の魔法をたっぷりとかけております♪
是非是非、この先のつくし姫の時の旅、終着点まで見守って下さいませ♪

どうもありがとうございました♪

2017/10/16 (Mon) 05:47 | EDIT | REPLY |   
凪子  
kachi様🎵

ご訪問ありがとうございます♪

うふふ。kachi様を何度も笑わせる事が出来て、凪子も幸せです♪(笑)

チームパラレル、ちょっとぶっ飛んだスタートになりましたが、どうかついてきて下さいね!(笑)

そしてこの先ですが...
注意事項が生きてきます(笑)

ソフィアちゃん。とっても可愛いですよね🎵ですがこれからは、作家の皆様により、大人の魔法がガンガンとかけられていきますので❤(/▽\)♪

ママだけこっそりと、是非是非、両手の隙間から、しっかりとガン見して頂けたら嬉しいです(笑)
どうか最後まで、つくし姫の冒険と選択を、お見逃しなく♪♪

どうもありがとうございましたm(__)m


2017/10/16 (Mon) 06:00 | EDIT | REPLY |   
まりぽん  

凪子様

こんにちは。
国が滅ぼされる危機にさらされている状況だというのに、なんて楽しい
雰囲気な世界なのでしょう!
『◯Fantasyを読む前のご注意◯』を読んで、むむ・・・
ある意味すごい期待。楽しみ。
そして覚悟?
ややハラハラドキドキの気持ちで読み進めてみれば、私の顔は崩れっぱなし。
なんじゃこりゃ〜(笑)
おなじみのキャラクターの個性そのままに、がまた楽しいです。
これから笑顔で、怪しいニヤケ顔でこの奇想天外な物語についていく私、確定。

花男祭り、嬉しい!ありがとうございます!!!

2017/10/16 (Mon) 13:34 | EDIT | REPLY |   
さとぴょん  

文字子様もとい凪子様

お話♡ありがとうございました(*^^*)♪
読み応えがありましたね~♪
大サービスじゃないですかー。

エロレルリレー♡ 楽しみにしておりました。

そして最初から最後までほんと面白かった♪
もう笑いっぱなしでしたよ。

出でよっ//!!シゲールタイフ~~~ンっ///!!!

ひっくり返ったわい(笑)

サクラーコの魔法私「後追いの術」を習得し

是非、ワタクシも生現場いや・・・異世界をを見たいであります!(*ノωノ)♡

次の世界に飛ぶための条件が「意識」を飛ばすこと・・・

ぬわぁにぃぃぃーーーーーっ!!(≧◇≦)♡♡♡

くっそー・・・

はじまる前から鼻血が出るわ。

続き楽しみにしてます。

お話ありがとうございました(*^^*)♡

2017/10/16 (Mon) 13:55 | EDIT | REPLY |   
凪子  
さとぴょん様🎵

ご訪問ありがとうございますm(__)m

はい。実はこのリレーで、管理人様に2つ名を付けられてしまいまして...(笑)

かなりな長文を、よくぞ最後までお付き合い頂けたと、御礼申し上げますっ💦(^^;

そしてそして、笑って頂けて幸いです♪

えぇ。勿論ですよ!
さっすがさとぴょん様、ビビッと反応して下さいましたね❤(笑)

ほら、メンバーを見れば、あの方も、あの方も...❤(笑笑)

かなりなラブ度で思い思いに、作家の皆様がそれぞれいろんな世界につくしちゃんを"飛ばして"おります。
1人1話とも限りません。
どうぞ最後まで、乗り出してお見逃しなくm(__)m❤(笑)

どうもありがとうございました♪

2017/10/16 (Mon) 14:45 | EDIT | REPLY |   
凪子  
まりぽん様🎵

ご訪問ありがとうございます♪

嬉しいです♪
笑って頂けて良かった!!

ですがこの先、恐らくニヤニヤの種類が、違ってくるかと...❤(笑)

注意事項、かなりな確率で当たってきますからね❤m(__)m(笑)

実はこのパラレル、作家の皆様が思い思いに自由につくしちゃんを"飛ばして"おります♪

次は一体どこにいくの?と、是非ドキドキしながら、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

この先も、どうぞご期待下さいませ❤

どうもありがとうございましたm(__)m

2017/10/16 (Mon) 14:52 | EDIT | REPLY |   
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